【追求した果ての先の悪態毒づく究極の形のシリーズ!】
このシリーズは全十枚を予定していたんですよね。 酒、金、職、友、女、家族、世界、父、現実、自分と、それらにまつわる文面を無造作に散りばめると言った手法を取って、己の内面深くある心を自分なりに誤魔化さず暴きたてると言ったものでありました。
なかなかと一作品、一作品と、それはそれで路上で人と面と向かった中で包み隠さず曝けてみせる己と言う物をあからさまに見せびらかすかのように過激に乱暴に描いたその作品は当時の自分だから出来た事なんでしょうね。しかし今はそれは形を変え、今は今でのやり方で今の自分として受け継がれているんだとそう思います。
醜さも美しさも紙一重で、そんなもんをいちいちごちゃごちゃと捲し立て綺麗事なんて吐いてらねぇと言った心持ちの中で、、 |
けれども、このシリーズは実におもしろくも思えます。
なぜかと言いますと、僕が路上での絵売りにて人が眉をひそめる程の悪態毒づくポストカードがこのシリーズを持って終演を向かい始め、それと同時にそれなりに評価を受ける今の僕の方向性でもある変わったキャラクターデザインをすると言った事がそれと同時に明確に進行し始めてるんですからね。
まるで、己の闇と光はそのつど、そのつどで反転、反転していきながらもそれら二つで一つの物であったりもする、良いも悪いも含めた上で、だからこそ、それでこそ自分であったりもするのかもしれない表裏一体の物のようにも思えて止みません。 |
今全十枚を予定していたのですが、あまりにも己の内面を吐き出すには、それはそれで自分でも驚きな程までに苦痛を伴い、七枚までしか書けなかったんですよね。
けれども、まぁそれでも確かに何かが己の中で決着つき始めたのが確かに感じれたので、これはこれで、このシリーズを書き始めた事は自分に取ってかなりプラスになった事は確かなのだと思います。
決して逃げ出さず受け止めるべき事柄は受け止め、そして己を甘やかさず、目の前の己と向き合っていきたいものです。 |
僕はある時期は金.土.日の12:00から23:45分まで京橋で絵を売っていたりもした時があるのですが、何だかそうした日々の中で、どうも、どんどんと柔らかい人間になっていく事にたいしてふに落ちない感情を抱いてて、ならば平日の夜も絵を売ってみて、週末とは丸っきり違う絵売りとしての姿勢で、そしてその中で遠い昔の悪態毒づき全てに対して攻撃的で敵意剥き出しだった頃の自分色を出してみようと、幾つもの絵を書き下ろし、そしてそれに向けての絵売り全体の見栄えも変えてそんな感じの事をしたのですが、最早この僕にはそうした昔の悪意に満ちた毒々しさは消えはて、もっと違った別の何かへと変わってて、こりゃぁちょいと何の意味も成さないなぁと感じてた時期の頃のその時用の絵の一作品です。
うんん、、、
わざとらしい、、、 |
いつ頃の絵なのかは忘れてしまいましたが、やたらと文面を強調した気持ちが全面に出てた頃の作品だと思います。 そしてそうした思いが強すぎて、一度僕は絵を丸っきり売るのをやめて、そして詩やら文面を100作品以上程短期間の間に書き下ろし、そして路上でそれだけを売ってた2.3ヶ月間程の期間があるのですが、その時には僅かその期間で2.3枚程しか売れずに落胆した事があったりもします。
こうして色々と思い起こすと、この僕の突っ走る感情に、そしてそれらに費やす労力はちょいとびっくりですね、、
一体何がこの僕をそうした事に駆り立てるんでしょうね、、、 |